「太福・智六・染吉 三人会」ご来場ありがとうございました!
昨日の「太福・智六・染吉 三人会」、無事に昼夜終えることができました。
前日まで、どちらの会も半分ちょっとくらいのご予約状況だったのですが、たくさんの方々にリツイートやら拡散をしていただきまして、昼夜ともに満員御礼にて開催することができました。
早くからご予定を入れてくださったお客様はもちろんですが、
直前に予定を調整して駆けつけてくださったお客様も、本当にありがたかったです。
「太福と智六」に始まった、浪曲と上方落語の交流ですが、
私が大阪に乗り込んでの公演、昨年の「東西三代話芸フェス」、そして今回の「太福・智六・染吉 三人会」。
会を重ねるごとに、今日は誰の出来が良かった、誰がもう一つだったとか、、いろいろありますが、
今回は、昼夜ともに、とても良い会になったんじゃないかなぁと。演者としての実感です。
それは、たぶんですが、初めのうちは、自分に余裕がないので共演者の高座を集中して聴く、
ということがなかなか難しかったりするのですが(少なくとも私は)、何度もご一緒するうちに、余裕も生まれてくれば、
互いの個性も、なんとなく肌でわかっていくところがありまして。
染吉さんの落語は、「ああ、この人は落語が大好きで、高座が大好きなんだなぁ」というのが、袖で聴いていて、特に今回ぐんぐん伝わってきました。
本人が楽しそうに、心から楽しそうに話をすれば、それはお客様に伝わるわけで。昼の部では、番組変更のために、トリの他に急遽で開口一番までつとめてくださって、「お客様が話をちゃんと聴こうとしてくださる」空気をしっかり作ってくださったように思います。
私は、そんなことは、なかなかできないですね。智六さんも、また別の空気を作っちゃうから、染吉さんが入られて、三人会の雰囲気がかなり良い方向に変わったように感じました。
そして、智六。
いや、一応、さん付けしておきましょう。。。
前々から「酔っ払い」を演じてる時は、本当に良いなぁと思ってましたが、
昨日夜の会で、ネタおろしの「住吉駕籠」を聴いて。
関東で二つ目くらいのキャリア、いや、若手真打ちを入れても、私がご一緒させていただいた限りでは、
あんなに面白い、酔っ払いは初めてでした。
楽屋や袖で、出演者がゲラゲラ声を出して笑うのは基本「ナシ」なので(特に、それがお客さまに聴こえてしまうような狭い会場では。たまに無神経なのがいますが)、面白いなぁと思っても声に出すことなどはまずないのですが、昨日は、笑いました。大笑いしてしまった。本当におかしかった。
年に、2回くらいは、お互いに行き来しよう、と話しておりますので、
また上方落語と浪曲の会。ぜひよろしくお願い申し上げます。
ご来場いただいたお客様、掛け持ちしてくださったお客様、朝練から三会場来てくださったお客様まで、
重ねて心よりお礼申し上げます。
玉川太福拝
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