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「三扇会」「太福•貞鏡二人会」ありがとうございました!

公開日: : 最終更新日:2014/09/15 ご挨拶・御礼, 最新の投稿

たけ平兄さん、貞寿姉さんとの「三扇会」の第四回、そして貞鏡さんとの二人会一発目、無事に終わりました。

どちらの会も、たくさんのご来場をいただきまして、心より厚く御礼申しあげます。

 

「三扇会」では、『権三と助十』、太福•貞鏡の会では『亀甲縞の由来』をネタおろし、これは誰に言われたわけでもなく自分で決めたわけですが、いやはや、なかなかに、、、なかなかでした。。。

ネタおろしまで何ヶ月もかけて、揺るぎない状態で舞台にかける方もいるみたいなんですが、私は(少なくとも今は)全然そういう感じではなく、むしろ未熟なままでも「いっちゃえ!」派なものですから、両方の会ともお客様には申し訳ない限りですが、、、それを言ってしまえば、ネタおろしの会に限らず、申し訳ない会ばかりです。出来不出来は、自分の中で決めたくないというか、芸に対する基準はもってなくちゃいけませんが、自分で自分の芸が完全に理解できているとか、コントロールできているとか思った時点で、ただの独りよがりだと思うので、なんというんでしょうか、高座は自分のため、自分のものではないといいましょうか。

 

他の業種ですが、尊敬する先輩に「若いうちは、お金もらって勉強させてもらうんだから」と言われ、その言葉に甘えちゃあいけないんだけど、いや、だって、そういうもんだよ、と純粋に今は思ってしまっております。

この世界で、そんな、5年、10年、20年で一人前になるわけがない。なるって思ってたら、その一人前のハードルが低過ぎる。

もしくは、瞬発的に、1年、2年て枯れてしまうかもしれない勢いで、世にでる人たちはいるだろうし、どちらかといえば今はそちらの方向を目指す方ばかりなんだろうけど、全くそういうことに心を惹かれなくなってしまったんです。

でもって、心が惹かれないことには、全く、頑張れない、力を注げないんです。

それが間違っている、としても、自分で身をもって腑に落ちない限り、駄目なんです私は、ということに近年気づきまして。たとえば、歌舞伎も先輩方から「歌舞伎は必見」「歌舞伎は絶対みろ」と口をすっぱく言われていても、実際観て心を惹かれなければ、どうやっても足がむかないんです。が、一度「うわっ。やっぱり歌舞伎役者さんの中には、すごい人がいるなぁ」と思うと、誰に言われるでもなく、毎月昼夜欠かさず通うんです。どんなにお金と時間がなくとも、それはなんとかしちゃうんです。

 

…駄目人間と呼ばないで。。。

 

なぜ、会の御礼からこんなことを書いているのかわかりませんが、とにかく昨日の「太福•貞鏡二人会」が無事に終わり(次回は12月13日に決定!)、今日は東劇で「ブルー•ジャスミン」を観てケイト•ブランシェットにうちのめされ、そんな安心やら興奮やら脱力感やらが混じった状態での文章、大変失礼いたしました。

 

蛇足で続けますが、昔、新宿歌舞伎町の映画館でバイトをしていたとき、普通どんなヒットしている映画であって、終わって拍手が起こる映画というのはないんですが(通常の上映で)、唯一、ほぼ毎回といっていいくらい大拍手が起こっていたのが「少林サッカー」という映画でした。

もちろん、その映画と質はまったく違うし、見終わったあとの気持ちも全く(本当に全く)違うんですが、「ブルー•ジャスミン」はガラガラの東劇の客席で、思わず大拍手を送りたくなってしまった、それくらい、ケイト•ブランシェットの演技は、観賞後「3時間くらい、一切誰とも話したくない」と思うくらいに、とにかく、ズドーンと頭の芯に響きました。

 

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