三扇会、ご来場ありがとうございました
落語•講談•浪曲という3つの話芸で、毎回共通のテーマにてお送りする「三扇会」。
今回は、12月14日という義士討ち入りの日での開催でしたら、もちろんテーマは「左甚五郎」なわけもなく、「忠臣蔵」をテーマに、たけ平兄さん、貞寿姉さんとご一緒させていただきました。
太福「大石東下りのうち 竹林の粗忽」 曲師:みね子
たけ平「中村仲蔵」
仲入り
貞寿「赤垣源蔵 徳利の別れ」
以前、千葉県の笹川にて、天保水滸伝の会に出させていただいた折、物語の登場人物の子孫の方々が聴きに来て下さるという体験をしました。
そのときに感じたことは、一言で言えば「責任感」。
実際に、その末裔の方々がいらっしゃって、当たり前ですが、ご自身の先祖のこととして深い関心、思いを持っていらっしゃるということ。
「いい加減なことをしちゃいかんな」と、痛切に感じました。
同じことが義士伝でも言えるわけで。。。当然いらっしゃるわけです、末裔の方々が。
少しでも感じられるようにと、らくごカフェに向かう前に高輪の「泉岳寺」へ。
美化することや、義士をヨイショするってことではなく、一浪曲師一芸人として、それでお金を稼がせてもらっている、そのことに恥じない取り組み方をしなきゃ。
実際に生きた人たちの血がつながっているということを肌身に感じる、心にもって取り組むと、自分自身にとって少しずつ、血のかよったネタになるんじゃないかなぁと、また今日も思いました。
一転して、明日は新作の会。「渋谷らくご」初の出番。
出番の前、先輩方の高座を堪能した上で、自分の出番を迎えられるよう。お腹を下さないよう。。。(師匠ゆずりの過敏性腸炎)
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