「玉川太福芸術祭新人賞を祝う会」満員御礼。
木馬亭定席・企画公演「玉川太福芸術祭新人賞を祝う会」、ご来場くださいまして有難うございます。
当日券のみの興行でしたが、トラブルなども一切なく、満員御礼にて終えることができました。
幕が開いて驚いたのは、満席の光景ということももちろん、
「え・・・今日お仕事では・・・!?」
というお客さまが、何人も何人も。。。有給をつかったり、シフトを調整したり、とにかく都合をつけて駆けつけた!そんなお客様が、たくさん。ご遠方からのお客様もたくさん。もちろん、私が知らないだけで、いろんな諸事情があるなか、文字通り、
”万難を排して”
来てくださったんだなぁと思うと、本当に頭の下がる思いがしました。
本当に、ありがとうございます。
開口一番の小そめさんが、まず相当良かった。小そめさんは「ちんどん月島宣伝社」として、受賞公演でもゲストをつとめてくれていたので、まず今日の出番が一緒だったことがとても嬉しかったし、その小そめさんが、開口一番のマクラで受賞のお祝いを、チンドン屋さんを彷彿とさせるほど景気良く、明るく、元気に言ってくれて、それで番組全体がものすごくいい流れになったは間違いなく。
師匠方が「トップバッターはとても大事なんだよ」と口にする意味、今日はとても感じました。
みね子師匠は別格という前提で申し上げますけど、
私がいまあることの大恩人、そのツートップである勝子師匠と奈々福姉さん。
そのお二方がご一緒だったことが実に嬉しかったし(たまたまだけど、そういう番組だったからこの日になったわけですが)、本当に偶然で、講談のお出番が三扇会でいつもご一緒してる貞寿姉さんだったこともまた嬉しく。ちゃんとお祝いの一席を読んでくださり、高座の上で、芸を通して祝っていただけるってのは、本当に嬉しいんです。
ちょっとしたことなんだけどね。
マクラで触れてくれてもいいし、一席の中にいれてくれてもいいし、お終いのところで触れてくれても、どこでもいい。
で、慣れたネタなら芸人にとって、そんな手間なことじゃない。
でも、それをやってくれるかどうか。この差はとっても大きい。相手に対して、本当の気持ちがあるかどうかって差だから。
奈々福姉さんは、受賞を本当に本当に心から喜んでくださった一人だし、今日の勝子師匠のご挨拶は、月例独演会のときとはまた違って、「太福を育てた一人です」という身内側に立っての、「受賞記念公演」という会の格をあげてくださるような、きちんとした形でのお祝いのお言葉でした。この会、この場を、それだけ尊いものと扱ってくださっている。本当にありがたかった。
そんな尊い場で、出番が終わってそのまま、仲入りでアイスを販売してしまったよ。。。
当たり前の定席の一日、一公演だったようにも感じるし、ものすごく特別な公演でもあったような、この「定席の中で祝っていただく」という感覚が、初めてのことでなんだかとても複雑な心地です。主催はあくまで木馬亭・浪曲協会の興行だし、わたしはその中のあくまで一演者だし。
でも、それだけに、特別な立場になるってことがまずないことなので、今日のこの感覚ってのは、どんな心地であってやっぱり特別で得難いことなんだ、と思ったり。
そろそろ言ってることがわからなくなってきたな…ノンアルコールなのに。。
まあ、朝からちょっとふわふわしてたんだなぁ、というのは間違いなく。
まず楽屋入りしてから、差し入れのサンドイッチを買いにいって、で、さっそくに先輩からいただいたお祝いなんかをいれたクリアケースを、自転車のカゴにいれたまま楽屋に戻ってしまい。。
15分は経っていたかなぁ。
ちゃんとありました笑。一瞬でも疑ってごめんよ・・・浅草。
で開演してからは、可愛いお嬢さんからもらった差し入れをどこかに置いたままにしてしまい、終演後にみね子師匠に届けてもらい。ごめんなさい。終演後は余韻に浸る間もなく、上野で打ち合わせ、終わった帰るときに、携帯を椅子においたまま立ち去ろうとして引き止められ。ありがとう。
どれも楽しい思い出です笑。
ほかにも色々おもうところは結構あって、そのせいで少しマクラで口ごもったりもしたんだけど、今思えば、言わなくて正しい判断だったぜオレ笑。また明日以降の会で、マクラで面白く話せたらと。
また明日から、というか今晩から地道にコツコツと恐れずグングンを同時並行で精進します。
兎にも角にも、本当にありがとうございます。
今日の会に来たせいで、会社やご家族と揉めたという苦情は、一切受け付けません笑。
玉川太福 拝
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