盛岡公演備忘録〜公演前日篇〜
宿泊した「北ホテル」。
歴史を感じさせる、趣深いホテル。名前は忘れちゃったけど、有名な作家さんも愛用されたそうな。にも関わらず、素泊まりだと5000円ちょっとという、かなりリーズナブルなお値段。にも関わらず、シャンプー類はDHCで統一。
水分と栄養を取る•寝るを繰り返し、朝方には、布団が驚くほど湿っていた。申し訳なく、せめてたたむ。10時ギリギリチェックアウト。領収書を受け取りつつ、ロビーの時計、ああ、こういうところのって5分くらい進んでいるんだっけ。
本番当日分の肌襦袢しか持って来ていなかったので、ラジオでも着物で汗をかいた分を洗濯しに、徒歩5分のコインランドリーへ。地図をみつつ若干迷い、クリーニング屋さんで場所を聞き、たどりついたのが我が人生でもっとも素敵なコインランドリー。
写真の奥側から歩いて来たので、コインランドリーの看板にたどり着くまで、一体何軒の雀荘を通りすぎたかわからぬ。着物以外の汗まみれの下着類も洗い、乾燥機までかけて小一時間。
去年の11月から通っている三鷹の長唄の先生が盛岡出身で、地元でも月一でお弟子さん方にお稽古をつけていらっしゃる。今回、私の会に稽古の都合を合わせて下さり、ちょうど今お稽古中。遊びにいらっしゃいよ、とお声をかけていただき、徒歩5分でお稽古場のある県民会館。(初日に、駅からホテルまでバスで移動した他は、すべて歩きの移動で成り立つなんて!)
長唄の先生、お弟子さんお二方とご一緒に、岩手県公会堂(これまた大正時代の建物)の地下、いかにも老舗なレストランに連れて行っていただき、ランチコースをご馳走になる。「前祝いよ!」とビールまで。もちろん断るわけもなく、頂戴。
私の後援会長、のお義母さんである踊りの先生も合流し、先生が頼んだメインディッシュまで、すすめられるまま頂戴。長唄の先生は、そのままお弟子さん方のお稽古に戻られ、お義母さんのご自宅に連れて行っていただき、東京から車で向かっている、後援会長、みね子師匠のご一行を待つ。
滞在先からの景色。台所の5m先を流れる北上川。
心身ともに。まさに心身ともに、着実に癒される。体調的に、着実に治療されていくような気がする。
三連休のせいか、やはり途中渋滞があったらしく、予定より若干遅かったものの、無事に後援会長ご一行が到着し、ひと安堵。すぐにみんなで夕食。
普段であれば、お断りするところだが、本番でコケるのが一番のご迷惑と思い、後援会長のご子息の次にお風呂を頂戴するという暴挙。このあたり、図々しくなったとも思うし、状況に応じて優先するもの、というより、舞台•お客さんが一番大事ということに基づいて動けるようになったのかなとも思う。
階下からは楽しい話声が聞こえるなか、マスクと首巻きで就寝。前日に聴いても、とは誰だって思うだろうけど、なんかこういうときは二代目の先生、三代目の先生、うちの師匠、玉川の先生方の声が聴きたくなる。翌日のこともシミュレーションしつつ、いつの間にやら就寝。やはり、夜中に何度も起きる。
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