コウハイの紹介っ!
公開日:
:
最終更新日:2014/01/29
未分類
西荻フェスStage①のゲスト、「コウハイ」ちゃんたちをご紹介!
…の前に、浪曲における「マクラ」について考えたい。
(唐突にすみません。。)
以前にもブログに書きましたが、浪曲には「マクラ(一席の演目に入る前の、挨拶というか世間話というか…ときにただの雑談…のようにみせかけていつの間にか自然と演目に入っていたりする。落語では必ず(ほぼ)マクラがある。」を話す習慣がありません。
落語では前座さんも最低限のマクラしかふらなかったりしますから、浪曲でも新人はマクラ無しが当然かもしれません。
「新人は、よけいなことを話さず、『○○を勉強させていただきます!』って一言だけで十分だ!」と、舞台袖で怒っているベテランの師匠を見たことは1度ではありません。
しかし、今の時代それでよいのでしょうか。
浪曲の説明がいらない、庶民の大衆娯楽として浪曲が君臨していた時代なら…
それが、お客様のためだったということも想像できます。
それが今、
「浪曲」という言葉を聞いて、正しいイメージができる人は日本人の一体何パーセントでしょうか。たとえば、同じ話芸の落語ファンの中に限定しても、半分…いないだろうなぁ。
会場の中に、まるで浪曲に馴染みの無い方がいらっしゃる可能性が「非常に高い」いや、「100%いる」という現代の状況において、キャリアの有無によらず、演題に入る前の入り口を作ることは、お客様にたいしての最低限のマナーだと、ワタシ、オモイマス。
といって、素人感満載の、演題の入り口につながらないようなマクラでは、かえって迷惑千万になっちゃいますから、
ただしゃべればいいってもんじゃない、トテモ、ムツカシネ、ワタシモ、デンデンデキナイ。
とは言え、取り組まなきゃ、いつまでもできない。
浪曲という芸の成長•上達に、マクラの技術は全く比例しません。マカフシギ…イヤイヤ、ソリャソウダネ。
前置きが長くなりましたが、そんなわけで、いつも「1席勉強させていただきます」しか言わないコウハイたちに、
「今回は、1分でも2分でもいいから、必ずマクラを話すように!!」
と電文を送ったところ、なんと、3人のうち2人からは一切返事がない…って、どういうことじゃい!!
先輩の電文をシカトなんて、なんとたのもしい後輩たちでしょう。。。頼もしすぎて泣けてきます…おかぁーちゃーん。。。
いや、
ほんと、うちらの世代の1、2年目なんかより、ずいぶんドッシリしてます。…も少し、可愛げが欲しい(本音)。
澤勇人、東家孝太郎、港家小ゆき、当日彼らがいかにやってくれるか、是非会場で確かめて下さいませ!!!
関連記事
-
第一回西荻フェス、ゲスト「アネ」
Stage2「三人灯」のゲスト「アネ」をご紹介! 玉川奈々福(たまがわ•ななふく) わが
-
西荻フェスStage①のご紹介!
太福です!今日は、Stage①の会場、ユハをご紹介致します! http://www.juha-
-
あのコント赤信号の…!
4月5日、浅草木馬亭にて開催された、あっち亭こっちこと、長田衛さんの著書「木馬亭よ、永遠なれ。」出版