「灼熱の六日間連続読みの会」ご来場御礼。
神保町講談会主催
朝練講談会 真夏の特別番組「灼熱の六日間連続読み公演」
本日無事に終わりました。
ご来場ありがとうございました。
六日間きてくださったお客様が六名様、五日間の方、飛び飛びで何日も来てくださった方、もちろん一日だけの方も、とにかく、朝9時20分という時間帯にお越しくださいまして、心より感謝申し上げます。
私の演目を申し上げますと、
「第一話 繁蔵売り出す」
「第二話 繁蔵と平手の出会い」ネタおろし
「第三話 鹿島の棒祭り」
「第四話 笹川の花会」
「第五話 蛇園村の斬り込み」
「第六話 平手造酒の最期」ネタおろし
以上の六席でした。
よくやるネタは「鹿島の棒祭り」くらいなので、よろけるところも多々あり(特に、一話二話あたり)、お客様にはお聴き苦しい思いをさせましたが、3日目くらいからは、「朝の時間帯での出来」ということではなくて、過去の口演と比べても、自分なりに「これは」という、ちょっと良くできた瞬間もなんどもあり、「平手造酒の最期」は、諸々の状況の中でのネタおろしということを考えると、百点かもしれない出来でした。
侠客伝は喉声を使わないと、迫力とリアリティが出ないので、熱を入れるほど声が痛みがちになるんです。ずっと前ですが、豊子師匠に「啖呵(セリフ)の達者な先生ほど、節じゃなくて、啖呵で声を痛めるのよ」と言われたことがあります。多分ですが、そういうことだろうと思います。
それを考えると、声もよく持ってくれたなぁと。繰り返しになりますが、六日目の出来は、自分の実力というより、師匠福太郎や勝太郎先生が助けてくれたんじゃないかなぁと思うほどで。(あくまで、ネタおろしとしての出来です汗。。)
梅湯さんと二人きりの楽屋も、なんとも心地よかったし、今回の連続読みは特別に、いちかさんが開口一番をつとめてくれて、楽屋周りのことを百二十点で気配りしてくれて、より高座に集中できる環境を整えていただいたことも大きかったなぁと思います。
一つ予想外だったのは、全然灼熱じゃなかったことくらい笑。まさかの、「え?梅雨入り!?」みたいな天気で、それはそれで涼しくてよかったのかなぁ、なんて梅湯さんと話してました。これが、灼熱だったら、またちょっと雰囲気が違ったかもしれないですね。
浪曲師として生涯口演する「天保水滸伝」を初めて通して口演できたこの夏は、一生の思い出であり、財産。
ご縁をいただいたお客様、主催者さま、梅湯さん、いちかさん、そしてみね子師匠に重ねて感謝申し上げます。
さて、余韻はここまで。31日の「次郎長伝」二席ネタおろし、9/1は末廣亭での初口演・ネタおろし。弾みをつけて、この瞬間から頑張ります。稽首。
太福 拝
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