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最終更新日:2014/01/28
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同じ話芸の落語•講談には、「前座」「二つ目」「真打ち」
という身分階級があります。
身分階級といっても、カースト制度みたいなプラミッド型ではなく、
続けていけばいつか真打ちになることをかんがえれば、むしろ、逆三角形のような形状でしょうか。
浪曲には、身分がありません。
かつて、師匠のうちに住み込む「内弟子」というものが当たり前だった時代には、
3、4年でその内弟子の時期が終わると、「年明け」という区切りがついて、独り立ちします。
「年明け」というのも、規則にかかれているようなものではないので、
「披露目」といわれたり色々ですが、大体、3、4年、長くても5、6年でしょう。
現在、浪曲に「内弟子」修行はありませんが、「年明け」という区切りはいまでも生きてます。
芸人のキャリアでいえば、「二つ目」と同格になるということかなと思いますが、
その「二つ目」になると、自分で「勉強会」を開くことが許されます。
ちょっと脱線しますが、寄席演芸に馴染みのないお客様によく、
「勉強会ってなに?」
と聞かれます。
「落語会」「講談会」「浪曲会」、もしくは「独演会」と名乗ることと、型式としては同じようであっても、
「勉強会」。
語源のほどはわからないですが、おそらく「二つ目」までは一人前ではないので、へりくだってというか、謙遜してというか、ハードルを下げてというか、そういう心意気?での命名ではないかと想像します。(どなたかご存知でしたら教えて下さい)
ま、「勉強させていただきます」と名乗っておきながら、お金はいただくわけですが。。
ちなみ私は、まだ「年明け」してません。
が、勉強会は…やってます。
3年前からやってます…。
そのきっかけというのも、
私が、入門から3年経つか経たないかとうちに、「俺がお客集めるから、勉強会やろう」と声をかけていただいて始めた、
「西荻寄席 玉川太福浪曲会」。
馴染みのないお客さまには「勉強会」と名乗ったんじゃ、「玉川太福」も「勉強会」も何をやるのかわからいというので、大胆にも「浪曲会」とつけて始めていただいた会。
大体、芸人の「ご贔屓」というと、どこぞの会長さんやら社長さんやら、ある程度お金も時間もある方というイメージがありますし、実際、そういう方が多いでしょう、
「玉川太福西荻後援会」の会長•Kさんは、当時まだ、小学校にあがる前のお子さんをかかえるような状況でありながらも、
「とにかく浪曲を無くしてはいけない!!」
という情熱のもと、私の勉強会を開催して下さいました。
お子さんの教育にも熱心で、小学校にあがった息子さんの、
「待ってました!」
のかけ声も、今日では抜群の上手さです。
早いもので、明日で第10回を迎えます。
ほとんど皆勤賞のご常連もいれば、初めて浪曲を聴かれるお客様もいれば、
大きく増えることも減ることもなく、毎回30名ほどの客席が、ほとほどに、いっぱいになります。
一杯飲みながら浪曲を聴いて、おいしい串焼きを食べにいらっしゃいませんか…?
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