昨日は
公開日:
:
最終更新日:2014/01/29
ご挨拶・御礼
木馬亭定席にご来場いただき、
誠にありがとうございました!
よく、浪曲師は「声がでなくなったときこそ、芸の勉強になる」と言われております。
(いきなり何の話じゃい)
「火事と~喧嘩は~江戸の花~」でおなじみ、初代東家浦太郎師匠の浦太郎節、高音のところで少し、裏声になるような、声をかすめるところがあるのですが、
その節まわしは、声の出なくなったときに編み出されたものと、ある師匠からうかがいました。
で、昨日の木馬亭。
私のあとにあがられた、ある師匠の口演を舞台袖で聞いていると、「ん?いつもより、かなり三味線の調子(キー)が低いな」と感じました。
おそらく、当日の喉の具合と相談して、三味線の音を下げられたんでしょう。
いつもの迫力ある口演にくらべると、私としては少し静かな印象を感じましたが、
無理せずに、丁寧に語られていると、お客様のほうはそれに引き込まれた様子で、いいところでは拍手、じっくいり聴き入っている様子。
私はといえば、出ない声をなんとか出そう出そうと、力をいれるばかりで…大反省。。。(そのせいか、今日は首がやたらと痛い。。。)
私目当てに来てくださったお客様も何人もいらしていたのに、なんとも情けない昨日でごんした。
逆に声が出るときも、自分だけ気持ちよくなってやらないように…戒め戒め。。
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