第9回なすかぼ二人会、ご来場ありがとうございました!
小権太•太福なすかぼ二人会。
第9回目を迎えました今回から、兄さんの真打ご昇進にともないまして、
「東三楼•太福なすかぼ二人会」と改め、スペシャルベストとして、柳家さん喬師匠をお迎えいたしました。
さん喬師匠をお迎えするにあたり、
「ちゃぶ台の上じゃ、駄目だよね。。。」
そう。これまでは、落語の高座台はちゃぶ台。その上に毛氈を敷いたものでした。
ちなみに、浪曲の演台はご本堂の中の、ちょっとした机(本来のものより、かなり小さい)をお借りして、凌いでおりました。
「どうせだったら、落語の高座台と浪曲の演台と、どちらにもトランスフォームする台を作ろうか」
そう。
なぜか、兄さんと私は偶然でた、この「トランスフォーム」という言葉に魅せられてしまったのです。結果、兄さんのお知り合いの一級建築士の方にデザインいただいたものが、
どうです。
まさに、トランスフォーム。胸をはってトランスフォーム。DIYと無縁な二人が、普段使わない脳みそやら技術(インパクトドライバー初体験。軽トラック初体験etc)を駆使して、公演前日になんとか完成。
いざ!
当日会場にはこびました!
組み立てました!
乗っかりました!
…高すぎない?
思いも寄らぬ感想が、私たち二人を待ち受けておりました。
紆余曲折。組み立てるたびにネジ穴が合わず、一個で済む穴が3個も空いていたり、トランスフォームした状態で、若干隙間が空いていたり、至らぬところはあったものの、サイズに関しては図面通り作った高座台が、
…高過ぎるという。。。
制作過程も大事ですが、むしろ、むしろ、
下見って、一番大事。
一番慎重にやんなきゃ、だめ。
大変勉強になりました。
最終的にどう対処したかと申しますと、トランスフォームさせず、片側だけを使用し、それを横に寝かせて台にしたところ、
…ちょうどいい、高さ。
…すごくちょうどいい。
結果的に、素晴らしい高座台の上に、さん喬師匠をお迎えすることが出来、師匠もその苦労を感じて下さってか、マクラたっぷりの一席。(普段はそこまで長いマクラはされないそうなんですが。。)
いっぱいのご来場、まことにありがとうございました。
次回は、来春を予定しております。
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